先週の事ですが
「発表会で弾く曲を 一度見て欲しい」と高校生の女の子から連絡をもらっていました。
ちょうどピティナ予選やベーテンコンクール予選に出る生徒さんも最後の調整で、弾き合いをしていたので、一緒にという事で、見させていただきました。
いつもと違うレッスン室で、みんなコンクールに向けての最終調整という事で、張り詰めた緊張感の中だったので、高校生の子は、少し緊張していたようですが…
直してほしいところは、その場できちんと理解してもらえて、ちゃんと伝わったようで、何回も納得いくまで弾いていました。
本当によかったです。
普段レッスンを受けている先生とは、違う先生のレッスンを受けるのは、とても刺激になります。
私もこれまで、様々な先生のレッスンを、受けてきて、いつも注意を受けているところも、言い方一つでグッと理解できたり、視点が変われば、何か掴むことができます。
最近の生徒さんを見ていると、あまりないのですが、
レッスン終了後 泣きながら帰ることもなくなりましたね~
私が小さい頃は、度々というか しょっちゅう泣いて帰っていましたわ。
もちろん、やさしい先生もいましたけどね。
普段の先生には、慣れているからこそ ついつい甘えが生じて、同じ事を指摘されていても、なかなか直らなかったりすることもあります(笑)
本番前などは、緊張した状態で自分がどこまで弾けるか、など試す場にもなります。
特にコンクールなどは、リハーサルなしのぶっつけ本番なので、初めて弾くピアノに即座に対応しなければなりません。
ピアノは、持ち運べない楽器なため、常に、その場にあるピアノに対応して弾かなければならないのが、本当に辛いところ。
鍵盤のタッチも一台一台全然違うし、ペダルの感覚も違います。
やっと感覚をつかんだと思うころには、もう弾き終わる寸前とか、短い曲なら、感覚をつかむ前に終わってしまうかもしれません。
しかしそれは、場数を踏むことで、慣れていくしかありません。
人前で弾くことは、とても度胸のいる事です。
その経験は、ピアノ以外にも、今後の人生で、いろんな場面で度胸がつくので、どんどんチャレンジしていってほしいものです。
今回の発表会当日は、自分なりの演奏ができたのか…
また話を聞かせてほしいですね。