12月も、半ば…
あっという間に冬休みがきて年末になりますね。
これといって変わらない月なのに、やはり1年でこの12月が、気忙しく感じます。
そんな中、4月の発表会に向けて少しずつ準備が始まっています。生徒さんたちには一応全員参加の発表会なので、10月に詳細を書いたプリントをお渡ししました。
生徒さんには、それぞれソロの曲、連弾の曲を選曲しています。連弾は、親子や兄弟・姉妹、そして友達に先輩後輩とペアーが決まり次第お渡ししています。
一人ひとり 生徒さんの顔を思い浮かべながら、今弾いている曲の進度、雰囲気や得意なところが、一人一人違います。
だから、その子に合った曲を選ぶように考えて、弾いて、そして考えて、また弾くことを繰り返し、しています。
寝る前や、ふと歩いている時もというような何気ない時でも、
『あ…そうだ!! あの子にはこんな曲はどうだろう~?」
と思いついたらメモメモ…
そして、選ぶ基準は他にも
去年弾いた曲とかぶっていないか?
出来れば、去年は古典を弾いたら今年はロマン・近現代など、時代や傾向をガラッと変えるのがいいかな~と思って見たり。
ソロソロ変奏曲にも挑戦させてもいいかな~って思って見たり…
一人が短い曲を2曲弾く場合、組み合わせも考えてルネサンス・古典ものと邦人曲などもお洒落ですし、ロマン派で揃えてもすっきりします。
ロシアものや東欧の作品も入れると素敵です。
このように選曲自体、とても大変な作業ですが、
この時が、私も色々な作曲者の曲に触れるいい機会でもあるので、時間はかかっても、とても勉強になっていて楽しいんです。
そして選曲したものの、発表会全体を通しての選曲も考えなくてはなりません。
いろんな雰囲気、種類の違うお花を組み合わせて一つの大きな花束を作るように、全体ではどうなるのかも考えなくてはいけません。
ブルグミュラーやギロックは小学校中~高学年の発表会定番ですが何人も何人も同じ作曲家では飽きてしまいますからね。
他には、私個人的にはクラシックなものを目指していますので、ソロは特にアニメソングなどは避けたいと思っています。
(こればっかりは、色んな先生がいらっしゃいますから、その先生のお考えがあるので絶対ダメというわけではありません。)
選曲の決まった生徒さんから弾いてお聞かせし、練習に取り組んでもらっています。
もちろん年齢の上の生徒さんたちは、曲も難しくなりますので、もう練習が始まっていますが、幼児さんは、冬休み前くらいから取り掛かるようになるかと思います。
皆様、発表会の曲が思い出の一曲になるよう、頑張りましょうね。