GWが終わり、今週からレッスンも再開しております。
今年のGW前半は、
毎年この時期に開催されているラ・フォル・ジュルネに行ってきました。今年は舞曲がテーマだそうです
私は『マルク・ラフォレ』のピアノ演奏と『ウラル・フィルハーモニ管弦楽団』のチケットが取れたので聴けました。
『マルク・ラフォレ』は、1985年ショパン国際コンクールで2位というとても素晴らしいピアノにストです。
この時の1位は、あのスタニスラフ・ブーニンです‼
日本でも 確か「ブーニン旋風」というものが巻き起こり、
クラシック界でもブーニンのほうに熱狂していたと思います。
さて演奏プログラムは、もちろんショパンのマズルカから始まり、シューベルトにリストそしてやっぱりショパンのワルツに戻ってのあっという間の60分間でした。
最初の1音から繊細で柔らかく 優雅に温かい音に 思わず席からのりだしてしまいました。
手がしゃべってるという感じというか
マズルカ、 舞曲そして各ワルツと 弾き進む内に
もう 大衆は消えてしまい
あなたのために演奏してるんですよと、
話しかけてくるのです。
マズルカのリズム…は
拍子を超越して、 ああ 体からリズムが涌いている
という感じなのです。
これはもう 口では表現できないくらいのすばらしい演奏でした。
ホールを揺るがすようなスケルッツオ や バラードなどの大曲を演奏されたのでもないのに、一つ一つ丁寧に語りかけてくる演奏・・・
心の奥の方に沁みこむ演奏・・・
そしてこのラフォルジュネでは、滅多にアンコール演奏されないのですが、マルクさんの人柄なのでしょう。もう1曲アンコール演奏してくださり、とても幸せな時間をすごせました。
すべての演奏が終わったあとは…
ためいきで、なかなか席を立てませんでした。
そして次は、主人がどうしても聴きたいといっていた『ラヴェルのボレロ』
とてもシンプルなリズムに乗って次々に繰り出される管楽器のソロ演奏。
そのため主人に一つ一つの楽器を説明しながら聴きました。
このように『ラフォルジュネ』の良いところは、素人にもわかりやすい演目で安価に聴けるところですね。
もちろん大きくてよいホールで生演奏が聴けるのもいいですね。
なかなかオーケストラの演奏を聴く機会がない方には、気軽にたくさんの音楽に触れられてとても良い機会だと思います。
また、あらゆるところにステージがあり、色々な演奏をしています。
フラメンコやお囃子も見ました。あとから考えればこれらも舞曲ですね!
こちらは、無料で聴ける メインロビーで演奏された写真です。
『マリオネット』というユニット名で、マンドリンとポルトガルギターの楽器で独特な哀愁を感じせられる演奏をされていました。
みなさん 来年も開催されると思いますから、GWのプランに入れられてはどうでしょうか?